イタリア人の70%は、買い物をする時にイタリア産の食品を選ぶそうです。

消費者がイタリア産の食品を選ぶのは、品質、安全性と共に、国内消費を支えるためです。

肉、魚、牛乳、チーズ、果物、野菜と種別を問わず、2016年のNielsen調査では、イタリア人の選択は明らかです。10人中7人は国内産を選びます。消費者の選択理由は様々で、その影響の割合も異なります。リードするのはイタリア産が「美味しい」からという理由ではありません。味覚の点からイタリア産を選ぶのは30%にとどまり、信頼性が50%、国内消費を支えるためが60%です。最後に13%はイタリア人としての郷土愛から、国産品を選ぶと答えています。商品の原産地や加工地をさかのぼるのが難しいことが、メイドインイタリーを求める理由の一つになっています。食品のラベルから加工地記載義務を廃止した2014年のEC規則は、情報の明朗性を損ないました。消費者団体の協力を得た農業政策庁は、2年間の取り組みで、イタリア市場向けのイタリア産食品に対して、生産地の記載義務を獲得しました。マウリツィオ・マルティーナ大臣は「意義のある成果として、これまでの取り組みを続け、欧州全域に広げるように、我が国が世界に誇る特産である、食品産業の価値を高めるように努力いたします。」と述べました。消費者にとって大きな価値があるこの決定は、Fumagalliのように、国内だけの自社製造拠点のみで製品づくりを続けてきた、食品産業を強化し讃えるものです。